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2012年8月13日月曜日

思い出の一曲


●曲名:You Never Can Tell
●アーティスト:チャック・ベリー


Episode:
自分でYou Never Can Tellです、と挙げておきながら何ですが…そうだったんだと今知りました。あの曲、ほらあの曲……え~と…調べたら出ましたというのが実のところでして。。どうして、こういう事が発生するかと申しますと…(あ、この曲…いい♪)と思った時に、誰の曲?は気になるのですが、何ていう曲?というところまではいかないみたいですね。と…まるで他人事。。改めてこういう機会に遭遇し、私って…こうなんだ…と知りました。

こちらの曲に関してもう少し申しますと…チャック・ベリーというお名前も今、知りました…。ハイハイ、聞こえます「何それ…どういうこと?」という声が。。確かに「それで本当にイイと思ったの?」と言われても仕方ありません。あるんですョ、ちゃんと思い入れが…

このYou Never Can Tellという曲、曲名だけ言われても、は?だと思います。ま、その中に私も含まれているワケですが…。この曲は、ある映画のワンシーンに使われています。その映画は「パルプ フィクション」大ファンだよ~!という方もいらっしゃるかと思いますが、監督したのはクエンティン・タランティーノ。とっても鬼才な方であります。調べたら、もう20年近くも前の作品なんですね。当時、このパルプ~を見て(ちょっと~!!何なの~!!好きだわ~この感じ…)すっかりノックアウトされまして、タラちゃんファンになったのでした。

出演者も、パルプ~見て以来大好物になりました…サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・トラボルタ、ユマ・サーマン、そしてダイハードな男…ブルースも登場。ストーリー展開が、面白くて各々の場所で起きた出来事がなぜか、どうしてかタイミング良く(悪く?)いつの間にか絡み合ってしまう皮肉たっぷりのタラちゃんワールド全開。この毒っぽさが大好き♪

その出来事の一つに折り込まれるワンシーンにユマ・サーマン扮するマフィアのボスの奥様と、トラボルタ扮するそのボスの部下が2人でクールに妖しくダンスをするシーンがあります。そこで掛かる音楽が…You Never Can Tell。これに合わせて踊るユマ・サーマンが挑発的で、妖しい動きにゾクゾクしたのを覚えています。更に…トラボルタ兄さんを見据えるユマお姉さまの視線は、小悪魔的なんて言葉を100個並べても足りないくらい…。当時、まだ若かった私には衝撃的でした。

な、なんかよく分からないけど…すごくエロい…)同性ながらもドキドキしました。肌の露出が多い格好でなら簡単にエロさは出せるけれど、この時のお姉さまは白いシャツに黒のパンツ姿…それなのに…真似したところで到底ムリだと思ったので、大人の女性になったらユマお姉さまのような雰囲気を持てたらなぁ~と思ったのでした。。

そして今…大人になった私が、洋服を選ぶ時はシンプルな装いに、ちょいエロさをプラスしたいという考えは、これがキッカケだと思います。

今でも、この曲が流れるとドキッとします…。。



●曲名:No Ordinary Love
●アーティスト:シャーデー


Episode:シャーデー 本当に大好きです。ファンになってから今もずっと好き。何が好きって彼女の声です。ちょっと低めで、ちょっとハスキー。クールなのにふわぁ~と包み込まれ優しく撫でられているような心地よさ。心身に溜まっている不要なものを流し去ってくれるような…私には浄化作用さえ感じる癒やしの声です。

好きになった瞬間は、直感というか…動機も浮かばなかったくらい。例えるなら‘落ちた’という表現が近いかも…。彼女の名前も、オススメ情報も全く知らないまま、たまたま「聞いてみて」と促されるままに耳にしたのがキッカケでした。

なぁ~んて言うと何だかとってもロマンチックな…肩でも抱かれながらイイ雰囲気の中、教えてもらった…なんてシーンが妄想出来そうです。出来れば私も、そんな甘いエピソードを添えてみたいところですが現実は、そうもいかないものです。。

当時、同じ職場にいた先輩(女性)に彼氏が出来ました。その二人が初めて出会った場に私もいたので、後輩という立場ながらも何となく見守りたい、応援したいという気持ちでした。

そんなある日、先輩が「彼の家にも行くようになったんだけど…なんかさ、いつまでもモジモジしててさ~」とご不満の様子。今時で言うところの肉食系女子の悩みと申しましょうか…へぇへぇ、ほぉほぉと聞いていた私に突如、先輩が「今度、一緒に彼氏の家に来てよ。でさ、彼氏の様子見てほしい。出来れば何考えてるか探ってほしい」と思わぬ指令が…。

後日、応援していた私は先輩のお家デートに張り切って同行。「なんで、あなたがいるの?」と思っているだろう彼氏の思いを完全無視しての強行突破。和やかに、お茶会が始まりしばらくすると彼氏が「あ、そうだ!オススメのCDあるけど聞く?」「ウン!聞く聞く!」という流れに。部屋を移動し、彼氏厳選のCDを鑑賞。すると先輩が「あ、私あっちのリビングに行ってる」と立ち去るのです。(あ!これは…例の件を遂行しろという合図?)と鈍感な私でも気付く分かりやすい合図にスイッチオン!!しかし、いきなり本題に入るのもわざとらしいし…と思っていたところに彼氏さんが「あ、コレすごいイイよ。聞いてみて」と流れ出したのが、No Ordinary Love 説明済みのように一瞬にして彼女の声に虜になった私は、指令&先輩をすっかり放置プレイで、彼女の情報収集に夢中になってしまい、彼氏さんと盛り上がってしまい…いつの間にやら時間が経過。

すると予想外にも彼氏さんから先輩についての悩みを相談してきたのです。そこで、ハッと指令を思い出しまして…しまった~忘れてた…と焦りましたが冷静を装い相談に応えつつ、探りを入れ指令も遂行。よぉ~し!任務完了!そして、彼氏さんと先輩のいるリビングに帰還。

(先輩~!バッチリです!!)と声に出さず表情で表し先輩の方を見たら…あれ?なんか機嫌悪そぅ…いや、200%怒ってる。。「あは…すみません」とスリスリ作戦で入場するも効果一切ナシ。すかさず先輩から「なんかさ、すごい二人で楽しそうだったね」とチクリ。流れは、思わぬ方向にいき始めマズイ空気で充満。耐えられなくなった彼氏さんが突然「そうだ!夜景!夜景を、みんなで見に行こう!ね?ね?」と提案。「あ、それいいですね~!」と私も賛同し必死な二人…

そして微妙な空気のまま車に乗り込むが車内は案の定シーン…

先輩~!そぅじゃないですって~!と言い訳したら余計に逆撫でしそうで逃避旅行に今すぐ出掛けたい私の気持ちを察してか彼氏さんが気遣って流してくれたBGMはシャーデー。。さっきまでは、あんなに感動してた彼女の声が今は癒やし効果ゼロ。

シャーデーなんて聞いてる場合じゃない車内で…必死に先輩のご機嫌を取り、解散する頃にはすっかりグッタリ…。任務果たした達成感をはるかに上回るこの疲労感は何だろう…滑稽な自分にウケ思わず「あははは…」力のない笑い声が…。この情けない笑い声で何とか自分を癒やしながら帰路に向かう私でありました。。

No Ordinary Love 大好きな曲でもあり、どことなくやるせな~い気持ちにもなるのでし・・・。